260万羽の折り鶴
30th Jun.2002
サッカーワールドカップ決勝戦はブラジルVSドイツ。
再三のピンチを幸運でしのいだドイツも後半力尽きた。強力なブラジルの破壊力とスピードは、ドイツの鉄壁の守備陣を突破し守護神カーンを撃沈。2-0でブラジルがドイツを破って1ヶ月間の「世界大戦」は幕を閉じた。
「野球は陸戦。サッカーは海戦」とよく例えられる。
代打やピッチャーの交替などで、指揮官が戦力を駒のように配置しながら戦う野球に較べて、サッカーは集団の体形が作戦の基本だ。守りと攻めは常に背中合わせで、素早い展開力で艦隊を組んで敵の守備陣に襲いかかり、オフェンスもディフェンスも、さながら敵艦を沈めるように相手を潰している。まりのえはこれまであまりサッカーには興味がなかったが、海戦に例えて試合を見ていると、その魅力が分かる気になった。
フィナーレでは競技場に数え切れない程の折り鶴が舞った。その様は日本の雅を醸し出していて、なんとも粋な演出だった。
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