実はぼくはブログに書く文章には、これでも細かく気を遣っている。
どうしてそんな話題を出したかというと、ここ数日、「これはブログに書いちゃマズいだろ〜」という様な文章に、たまたまいくつか出くわしたからだ。
まずは、情報が特定されるケース。
特に仕事がらみの情報で、まだ進行中の物件の、クライアントや仕事内容の情報をブログに綴るってのは、個人的だけじゃなく、社会的にもNG。
企業広告に携わる自分の仕事柄、未発表のプロジェクトや商品等の機密事項を扱う事も多く、それらには守秘義務が課せられているので、うっかりブログに書いたりしようものなら、即ペナルティなのだ。
それでなくても、進行中の業務を具体的にブログに書くのは、よそからの妨害や競争を招きかねず、最悪ライバルに仕事を奪われる事にもなりかねない。
大きな仕事が入ったり、コンペに通ったりするとやっぱり嬉しくて、ついブログで「報告」したくなるものだけど、「好事魔多し」と言うし、そういう仕事程慎重に、水面下で進めていった方がいいものだ。
書いちゃマズいことの2つ目は、ネガティブな内容だ。
これは個人で意見が分かれる所だと思うけど、自分的にはあまりネガティブな内容はNG。(人のを読む分は構わないんだけどね)
特に、自分の趣味や仕事に関わる第三者が見ている可能性があるものに関しては、ネガティブな内容は、関係者のテンションを下げたり、ドン引きされたりする事もあるので、できるだけ明るく、前向きに書く様に努めている。
例えばポートレートカメラマンの撮影日記なんかで、
「今回の撮影は自分の実力が出せなくって、、」
なんて書いてるブログを目にする事があるが、それって本人は謙遜のつもりなのかもしれないが、穿った見方をすれば、
「自分は実力を出しきらなくても、この程度はいつでも撮れるんだよ〜」
って自慢にも聞こえる。もしくは、
「自分が実力を出した作品は、もっと凄いんだよ〜」
って、なにかのアピール?
人から作品を批判された時には、「だってこれは実力じゃないもん」と言い訳できるし、都合のいい台詞だよね。
いずれにしても、そんな風に書かれちゃ、実力を出し切らない様な撮影に付き合わされた、モデルさんの立場がないじゃないか。
確かに「よしやった!」と言う様な撮影はなかなかないが、言い訳や弁解は見苦しいしみっともない。読まされたモデルさんのテンションも下がるというものだ。
そういうのは誰にも見せない日記に書いて、引き出しにしまっときゃいい。
ブログは個人のものだが、 webで公開する以上、公共のものでもある。
他人に対する配慮を忘れちゃダメだよ。
まあ、今日は珍しく辛辣になってしまったが、そういう自分にも失敗はある。
ブログ写真で、個人を特定できるものをアップしてしまった事があるのだ。
最近は肖像権やら個人情報やらが厳しく、ストリートスナップでも個人の顔の写っている写真をアップするのは躊躇われるのだが、「このくらいいいか」と、ついアップしてしまい、友人のカメラマンに指摘されてしまった;
幸い大事には至らなかったが、もっと慎重にならねばと思った次第。
有名人のブログでも、失言や放言で炎上するのが、度々ニュースになったりする。まあ、ブログってのは、そんな枷の中で、個人情報を書くってのが楽しかったりもする訳で、だけど「口は災いのもと」。
みなさんもブログの内容には気をつけましょう。
話は変わって。
今日は朝からグッドニュース。
以前提出していたコンペが通ったのだ。
全国的にも名の知られているクライアントさんなので、これからのフィニッシュワークに向けて、気合いも入る。頑張らねば!
どんな内容か早く話したくてムズムズしてるんだけど(笑)、実際の印刷物になってからのお楽しみと言う事でv