2005.08

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 夏は終わりぬ 2005.08.31

と言う古典SF小説があったが、こんなに暑い夏だったのに、ぼくの夏はまだ終わらない。
正確には始まらなかったと言った方がいいかも、、、orz
この数十年間で、夏に海に行かなかったのは今年が初めてだし、勿論バカンスもなにもしていない。
今週一杯は仕事でアタアタするけど、週末は少しくらい時間ができそうなので、海にでも行ければいいかな、、、

そんな訳でBQギャラリー100回記念は、来週頭くらいからスタートする予定です。
それまでは夏を惜ませて下さい。


 EOS 5D 2005.08.26

Canonからデジタル一眼レフカメラEOS 5Dが正式に発表された。
発表前にカメラ関係の掲示板等でいろいろ噂が立っていて、ぼくも成りゆきにずっと注目していたが、まずは噂通りの内容。
5Dはフルサイズセンサー搭載で1280万画素という、これまでのアマチュア用カメラとは一線を画すスペックで、35万円程度という価格がそれを物語っている。もっともカメラ自体の出来は従来のAPS-C機20Dと同程度で操作系も同じだから、あくまで1D系カメラのサブ的なカメラという事になる。 Canonはこのクラスのラインナップが不足していたから、フルサイズの入門機としては、かなりお得なカメラだ。
自分としては、5Dの倍も投資した1DsMark2より劣る価格なりのスペックなので、5Dにスペックを下克上される事がなくてちょっと安心という所(笑)。

まあ、今すぐ買いに走る様な事はないとしても、自分的にいつかはサブカメラとして手に入れたいカメラではあるかな。


 100回記念企画 2005.08.23

次のBQギャラリーはいよいよ100回目。 Beauty-Qオープンから4年ちょっとで、ついに到達した数字だ。
これもすべて、毎回格別のご協力を頂くモデル様と、応援して下さるゲスト様がいるおかげだ。
100号は節目となる回だけに、記念に残るなにか素敵な企画はないかなぁと検討中。
これまでの4年間の総集編やお蔵出し企画なんかも考えたけど、いまいち当たり前すぎて面白みに欠けるんだよね〜。
これまで撮った写真のNG集とかも考えたけど、「もうまりりんからは撮られたくない」というモデルさん続出になりそうなので、それは却下かな(笑)。

ゲストの方々で、なにか素敵なリクエストがあったら、ぜひご提案下さい。面白いアイディア待ってますvv
素敵なご提案を下さった方には、撮影ご招待券プレゼントとか(笑)。
何もご提案がなかった場合は、やっぱり総集編になりそうな予感。


 オーバーヒート・ナイト 2005.08.20

お久し振りのBQ撮影会。
もう、カメラの電源の入れ方さえ忘れるとこだったよ〜(笑)。
今回は私服に水着にコスと、欲張りな撮影。
数が多いと、モデルもカメラもワンカットに対する集中力が下がるのが心配だったが、そんなのは杞憂ですんだ。
背景も以前から温めていたものにチャレンジ。
完全に消化しきれたとは言えないけど、思わぬ美肌効果も出て、なかなか収穫の多い、楽しい撮影会だった。
今日はスタジオ撮影だったので、外の暑さとも無縁で、まったりのんびりの撮影。
やっぱり真夏の撮影は室内に限る。
今の季節に、モデルさんを炎天下の海岸に立たせるのは鬼畜だろう。(って、たまにやってしまうが;)

今日長時間の撮影に付き合って頂いて、しかもまりりんの期待以上のものを魅せて下さったモデル様。 本当にお疲れさま&ありがとうございましたvv 感謝です!

 ドレス祭り2005 2005.08.19

去年に続き、今年も井筒屋でレンタル落ちのドレス祭りが開催された。
今日は仕事を大車輪で終わらせて、夕方くらいに会場へ。
今回は去年並みの予算を考えてドレスを数着買おうと思っていたが、あれこれ目移りして絞り込めない。
あと、郭漫画の資料用に色打ち掛けも見ていたが、なかなかも掘り出し物を発見。
婚礼用に使われる色打ち掛けは、「花魁」って感じがしないが、その打ち掛けはステージ用に作られたらしく、状態も最高で柄が粋。
これぞ花魁って感じで、一も二もなく飛びついてしまった。
売り場の姐さんと、花魁談義に花を咲かせながら、いつの間にか打ち掛けを小脇に抱えていた自分がおかしいっす。
この時点で予算オーバー。しかしドレスを買わないのはあまりに不憫。
もう半ばヤケになって、検討中のドレス3着、全部買ってしまった。(←結構バカ)
そんな感じで、今年も井筒屋のいい鴨となってしまったのだった。
いや〜。無駄遣いをした後は気分いい(笑)。

 春画 2005.08.17

今、郭漫画の執筆に向けて、資料を集めたり思索を巡らしたりしている。
昨日も「資料」と称して、春画本を購入。
以下、性に対してアレルギー反応を示す方は、スルーして下さい。

説明するでもなく、春画は江戸時代に花開いた大衆文化「浮世絵」のひとつのジャンルだ。
今でいう所の「ビニ本」「エロ漫画」に当たるんだけど、現代では世界的に名高い、葛飾北斎や喜多川歌磨といった作家が、春画を描いているという点が興味深い。当時は性に対しておおらかで、青姦男色なんでもあり。その粋を競ったのが郭であり花魁であり、それをビジュアル化したものが春画だった。
振り返って、現代はエロ文化花盛り。フリーセックスが進み、漫画界でもボーイズラブや美少女物が花を競っている。
その点では当時の文化への回帰というか、相似性があって興味深い。
しかし、それは「性文化」と呼べるものだろうか?
10年以上も前だが、ぼくはやはり資料として春画本を買った事がある。
その本は、交合部がべったりと塗り潰されていた。ぼくはその部分が見たくて買う訳じゃないんだけど(笑)、そういう修正は、絵の美観を損ねるという以上に、文化的破壊といえるもので、現代の日本の貧しい性への認識にがっかりしたものだった。
あれから10年以上が経って、少しは当局の見解も進歩したかなと思わせる部分があるが、文化として性リビドーを昇華させる所までは至っていない気がする。

まあ、この辺は論じはじめると時間がかかるので、いずれぼくの漫画で自分なりの哲学を見せるつもり(と大見得切ってみるv)。


 終戦記念日 2005.08.15

先日「軍艦大好きで描いた絵を片っ端から破壊していた少年時代」という日記を書いた。誤解されると困るのであえてここで書くが、ぼくは戦争を賛美する訳でも、戦争が好きな訳でもないのだ。
小学生の頃は、無邪気に軍艦のカッコよさに憧れたり、昔の武者の一騎討ちの様な海戦にロマンを抱いたりもしていたが、おかげで戦争に関する書物も平均的日本人よりたくさん読み、戦争の悲惨さとか残虐性・非人道性も少しは理解しているつもりだ。
もちろんぼくには戦争経験なんてないから、実際に戦地に赴いたり被災されたりした方の様に語る事は出来ない。
だから、戦争の実体を知るには、各種のメディアを通して仮想体験するしかない。
先日、アメリカがいかにして国際条約に反する様な焦土作戦を決断したかを綴ったドキュメンタリーを見たが、アメリカにはアメリカの、日本には日本の正義がある事に気付かされた。
それぞれの国がそれぞれの正義を振りかざして、力で相手を屈服させようとしたり、国内世論を纏めるために外敵を作ったりする。
そう言う野蛮な政治手法がなくならない限り、戦争もなくならない。
「第3次世界大戦がどういう戦いになるかは分からない。しかし、第4次世界大戦は石と斧の戦いになるだろう」
と言う、アインシュタイン(だっけ?)の言葉を、人類は肝に命じておくべきだ。

 盆休み 2005.08.13

今日、ようやく休みを満喫している。
夏休みの予定期間になっても、修正だ打ち合わせだとなかなか休めなかった。
本当は休み明けの来週は仕事が詰まっているのだが、今はそんな事考えずに、目の前にある自由時間を楽しみたい、、、とは言ってもやっぱり来週の仕事が気になる貧乏性だ。

 個展開催 2005.08.10

「久し振りにうちで茉莉さん(仮名)の個展やろうよ。優先して日程空けてあげるから」
と、先日馴染みの画材店に買い物に行った際に店員さんにおだてられ、勢いで個展開催を約束してきた(笑)。
詳しい事はまだなにも決めていないが、とりあえず今年11月後半から12月いっぱいまで、1ヶ月以上の開催予定。展示会は合同展を含めても99年の北九州美術館以来、個展は96年12月に同じ画材店の画廊でやって以来、実に9年振りの開催だ。
まあ、個展といっても、今回は店内のはしっこのスペースを借りて絵を掛けておくだけの様な展示会だし、ずっと店番のために顔を出すって訳でもないので、これまでの様に大仰なものにはならないと思う。それでも前回の個展から9年も経っているのに新作がないってのはあまりにも恥ずかしいので、これから3ヶ月程個展用の作品づくりに励むつもりだ。
そもそも、ぼくが女性ポートレートを撮影し始めた動機は、自分のイラストのモデル用だったのだ。最近はカメラマンの方が通りがよくなってしまったが、ぼくは本来絵描きなのである(笑)。
そんな訳で、秋は個展準備でまたまた忙しい日々を過す事になりそう。時期的にクリスマスっぽいイラストを多く描こうかなと思って今からウキウキしているが、資料が足りない。
BQモデルの皆様。ぜひイラスト用のモデルをお願いしますvv
詳しい内容が決まったらサイト上で発表するので、ぜひぜひ皆様足を運んで下さいませvv

 太陽を盗んだ男 2005.08.07

かれこれ20数年前の邦画に、沢田研二主演の太陽を盗んだ男」というのがある。
沢田研二扮する冴えないオタクの理科教師が、自力で原爆を作るというストーリーだ。
今改めてこの映画を見返してみて、着想の凄さとリアルな描写に驚かされる。そして、途方もない力を手に入れた凡庸な人間が、その後どういう行動に出るかというのを、克明にシュミレートしている点も見逃せない。
手に入れた力は、誇示したくなるのが人情だ。
それは個人でも国家でも変わらない。
しかし、日本のあらゆる武道が、技と同時に心を鍛練する事を目的とする様に、
物理的な力を得た者は、同時にそれを制御する強い心を持つ必要があるのではなかろうか? 力の誇示と誤った使用は、やがてその使用者にも破滅をもたらすという事は、武道の先駆者達はよく知っているし、歴史本を紐解けばその実例がゴロゴロある。
原爆開発を指令したルーズベルトは、その使用には躊躇したが、彼の死後を継いだトルーマンはその力を使ってみたくて、日本が降伏準備に動いている事を知りながらも、市民の殺傷と破壊だけを目的に、ヒロシマ・ナガサキに原爆を投下した。
あれから60年。
太陽を盗んだ男の様に、国家や個人の核テロの恐怖が現実になった今、世界はその手にした力を制するだけの心を持てただろうか。

 とりあえず 2005.08.06

鬼行程終了〜。(パフパフパフ)
いくつもの峰を征服した達成感に、久し振りに仕事の事を考えずに、ゆっくり眠れる夜を迎える事ができる爽快感。
修羅場明けというのはいつも心地よい。
そう言えば以前、手描きで絵を描いている最中は、α波のせいでか、忘れていた様な記憶の扉が突然開かれてしまうという事を書いたが、今回は小学生時代の事を憶い出した。
ぼくが小学生の頃、やはり絵を描くのが好きで、折り込み広告の裏側によく落書きをしていたものだ。
当時、軍艦大好き少年だったぼくは、そんな絵をもっぱら描いていた。
まず、広告紙いっぱいに空から見た島を描く。その島に山脈や川なんかを描き込んで、あちこちに港や空港を作り、ビルや家をチマチマ描いていって街を作り、街と街を道路で結ぶ。港は軍港設定なので、戦艦や空母を浮かべ、その回りには護衛艦を配置して、壮々たる艦隊を築き上げる。数時間もすれば、B4程度の広告紙には、みっちり細々と鳥瞰パース(笑)ができあがるのだった。
そうやって完成した絵はどうなるのか?
しばらく満足感に浸って絵を眺めた後、敵の爆撃機や軍艦が攻めて来て、片っ端から爆撃や砲撃され、炎上、壊滅してしまうのがお約束だった(笑)。せっかく手間ひまかけて描いた絵をグチャグチャにするのは、今考えると勿体ない話だが、攻撃されるのが目的で描いた絵だったので、この破壊の瞬間が、少年のお楽しみ&カタルシスだったのだ。
「折角描いた絵をこんなにして、、一枚くらい強引に奪いとっておけばよかったよ」と母がよく言っていたが、仕事で鳥瞰パースを描いている今、当時の自分の絵はとっても見返してみたい。とっとけよ母(笑)。
まあ、鳥瞰パースを描くのが好きな小学生も珍しいと思うが、今こうやってイラストレーターをやっているのは、ぼくにとってはけっこう天職なんだろうなぁ(笑)。
少年も成長と共に、自分の興味のあるものが変わっていき、それにつれて絵のモチーフも変わるものだ。
軍艦や鉄道などという硬派なものばかり描いていたぼくも、木の芽時の訪れと共に、女の子に興味を抱く様になった(笑)。
初めて女の子の裸を描いたのは、中学3年の春頃だったかなぁ?(遠い目)
いわれない罪悪感にかられながらも、夜、親に隠れてこっそり創造で描いたものだ。
当時は股の部分の構造がどうしても分からず、かと言ってモデルはいないし、不満足な出来だったのをよく覚えている。
結局その絵は親バレしてしまい、ぼくは真っ赤になって絵を塗り潰した。親は怒る事はなかったが、複雑な表情を見せた。
あれからン十年、、、 股の構造も理解した今の自分としては、そんな青臭い自分が懐かしいっす。

今日は最後はお下劣ネタになってすみません;; 修羅場明けのハイテンションと思って見逃して頂戴。

 黄色い太陽 2005.08.05

毎月、月末から月初めにかけては、請求書書きや発送等、ぼくの大嫌い&苦手な事務作業が発生する。今回はそれに鬼行程が重なってしまっているので、「こんな事やってる場合じゃない」と心で叫びながら、今日はせっせと請求書書きに勤む。だって、これをやらなきゃお金が入らないんだよね;
そんなこんなで、閉じ篭りっきりだったアトリエから、久し振りに外出。
ん〜。太陽が眩しすぎてクラクラする。は…灰になりそうだ、、、
週に2回の徹夜と3回の半徹をしてHPの残り少ないからだには、夏の健康的な太陽は大敵だ。
そんな陽射しの中、ほうほうの体で各事務所を回り、必要な画材等を買い込んで、最後の山に向かう。
今夜のひと山を越えさえすれば、鬼行程と修羅場にはおさらばだ。
そして楽しい夏休みが待っているvv、、、って、やっぱりちょっとは仕事しないといけない様なんだけどね。
残り鳥瞰パースひとつ。ラストスパートで、がんばって〜いきまっしょい!

 がんばっていきまっしょい 2005.08.02

火曜夜22時からのドラマ「がんばっていきまっしょい」にはまり中v
愛媛の松山を舞台にしたドラマで、主人公の女子高生がボートに憧れて、ド素人の同級生を集めてクラブを作り、漕艇に打ち込んでいくというスポ根的なお話しだ。まだ話途中でこれからの展開はわからないものの、その泥臭いドラマとセリフと演技が、飾り気がなくて逆に惹き付けられる。女子漕艇部を囲む面々も、それぞれ個性があってナイス。基本的にまったり進行で、些細なドラマが等身大の高校生を感じられて共感できる。
女の子5人組というのが「セーラームーン」を思わせるし(笑)。
プチ熱血のダメダメ主人公ちゃんと秀才生真面目タイプの親友。守ってやりたい系美少女にナルシスっぽいおかっぱちゃん(ちょっと太めv)と、どの子もそれぞれに個性があり、生き生きしている。
中でも岩佐真悠子ちゃん(菊池多恵子役)は「今時の強気で奔放なお嬢様」というキャラと、きりりとした眉に華やかだけどちょっと翳りがある容姿が、もうど真ん中ストライクv 
電車男もよいが、この夏いちばんの熱いドラマはこれかなv
展開が楽しみvv

 BQ4周年記念 2005.08.01

おかげさまでBeauty-Qも今日で4周年。記念に夏ギャラリー2を仕事徹夜後にアップした(笑)。
実は今年はまだ、BQモデルさんと一度も夏撮影をしていないので、去年のお蔵出しなのだ(泣)。
今回の様なアンダーな撮り方は、明るく爽やか系のポートレートを好むぼくとしては、珍しいパターン。モデルの雨竜ちゃんはとても演技勘のいい方で、「このシーンならこんな感じで撮りたいかな」というぼくの意図を読んで、適確にポーズと表情を作ってくれるのでありがたい。ポートレート的には女性受けはしないだろうけど、おかげで雨竜ちゃんの色気が香って来る様な写真が撮れて、自分的にはお気に入りなのだ。
最近はほとんど撮影をしていないが、このサイトが続いているのも、協力的なモデルさんとゲストさんのおかげだ。感謝してますv
そして、これからもよろしくです!
それにしてもストックもそろそろ底をついてきた。ピ〜ンチ!

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