19th Aug. 2002
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■■■■デジタルカメラVSアナログカメラ■■■■
「フィルムに迫る高画質」と100万画素デジカメがもてはやされたのが1995年頃の話。時代は確実にデジタルに流れている。
すでにカメラの出荷台数もデジタルがアナログを抜き、アナログの新型一眼レフが発売されなくなって久しい。
画質もかつてはデジタルなどフィルムの敵ではなかったが、新世紀に入って、アナログに匹敵するまで成長した。
この星取り表が、デジタルの全勝で終わる日も近いのかもしれない。
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デジタルカメラ |
アナログカメラ |
1.価格
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デジカメ一眼レフも多く発売されているが、アナログカメラを使い慣れた身にとっては、どれもいまいちな割に高価格。コンパクトでもデジカメはやっぱり割高。歴史の長いアナログカメラに軍配が上がる。
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2.ランニングコスト
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デジカメのメディアはフィルムよりは高い。だが繰り返し使えるので、フィルム5本程度でペイできる。頻繁に写真を撮る人にとってデジカメはコスト削減に有効だ。ただし、デジタルはパソコン等の出費が莫大。ちょい撮りなら問題ないが、本腰を入れようと思うと勇気がいる。
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3.画質
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フィルムに匹敵する画素数は最低800万画素以上、1600万画素程度だ。いくら600万画素を超えたからといっても、4×5や2B等のフォーマットを見てフィルムの持つ潜在能力と較べれば、デジタルはまだまだ力不足。ただしディスプレイで見る分にはデジタルでも問題なし。
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4.プリントの画質
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最近はラボもデジタル化して、メディアでのプリントにも対応してきた。大伸ばしはアナログの方が綺麗だが、自家プリントが簡単なのはデジタルなので現在は互角。しかしそれは高画素デジカメの話しで、100〜200万画素クラスのデジカメでは、L版くらいが限界。
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5.表現力
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デジカメの最大の武器は色温度変換だ。これをカスタマイズすることで、多彩な表現が可能になる。PCで後加工が楽な点も見逃せない。手ブレピンボケさえ気をつければ、たいがいのことはできるのだ。本当は撮影段階で処理する方が腕も上がるんだけどね。
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○ |
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6.即効性
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言うまでもなく、これはデジカメの独壇場。アナログは太刀打ちできない。
新聞社では現場からネットで画像送信して入稿は当たり前だ。撮影中に画像が確認できる点も二重丸。ストロボ撮影では絶対に有利だし、ポラ代がかからないのも嬉しい。ついでにH写真も撮り放題ラヴ。
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◎ |
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7.カメラの使い勝手
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これはアナログに軍配あり。フィルム装填の面倒臭さをさっ引いてもアナログカメラの方が使い心地はまだ上だ。連写性能やレリーズ感にしてもデジカメはいまいち。余計な機能が多い分、失敗の可能性も多い。勿論デジカメは失敗したやつはさっさと消せばいいのだが。
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○ |
8.撮影リスク
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フィルムはまさに一発勝負。シャッターを押した瞬間にすべてが決まる世界だ。デジタルはその点で功罪多し。撮影にかける真剣さを奪ったとも、冒険する大胆さを育てたともいえる。やっぱり気楽に撮れて、失敗は気楽に消せるデジタルを勝ちとしよう。
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9.各種メディアへの対応
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Webならデータをそのまま活用できるのでデジタルの一方的勝利。印刷物の場合でも、画質はアナログ有利だが、それもスキャニングの出来に左右されるのが辛い。安いスキャナと未熟な技術なら、フィルムメーカーのスキャニングサービスを使った方が断然いい。
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10.保存性
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フィルムは褪色したりゴミが着いて劣化したりするが、デジタルはその心配はない。代わりにデジタルはデータが飛ぶのが怖い。フォーマットも時代とともに変わるし、データが読めなけりゃただの2進数だ。
プリントに関しては耐光性のあるプリンタも出てきたので、勝負は互角。
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