レンズテスト
30th Jun.2004
先日買ったマウントアダプターを使ってのレンズテストを、ボチボチとやっている。
今のところ、Carl Zeissをはじめとするマニュアルレンズは、問題なくデジタルカメラと調和している。
デジタル用にコーティングされていない昔のレンズだからといって、画質が劣るようなところは、特に見受けられない。
曇天での色彩豊かな描写といい、肌の肌理細やかさといい、やっぱりZeissはいい。
もっともそれは「Zeissで撮った」という、心理的満足感が大きいかもしれない。
Canon EF85mm f1.8とPlanner85mm f1.4をデジタルでざっと撮り較べた感じで、眼を見張る程の大きな違いはなかったからだ(この場合、撮影倍率によるレンズの周辺域の描写は考えない事にする)。もっとも、2000万画素以上あるフィルムの情報量に対応するために作られているレンズを、たかだか600万画素のカメラで判断しようというのは、L版プリントを見て、レンズの画質をとやかく言うようなものだが(笑)。
いろいろな撮影条件でずっと撮り続けないと、両者のニュアンスの違いは出てこないのかもしれない。
むしろ、マニュアルレンズはフォーカスが大変。D-60のファインダーはマニュアルでピントを合わせる事はあまり考えていないようなので、撮った写真はピンボケ率がかなり高かった。
マニュアルでじっくり撮るのもいいけど、やっぱりポートレート撮影にはAFレンズの方が確実性が高いかなぁ。
もっとも、是非Zeissで撮りたいというシチュエーションもあるし、その時々の撮影シーンで使い分けていきたい。
その点で、レンズの選択肢が増えたということで、非常に嬉しい事だ。
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