イラスト日記

2002年 1月

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お仕事HPリニューアル

28th Jan.2002  


デザイン業界の流れとして、これからはWebデザインがプレスに代わって、大きなウエイトを占めてくることになる。
まりのえが現在持っている仕事サイトは、インターネットを始めてすぐに作ったもので、ダサダサ。こんなマイサイトを公開しているようなデザイナーに仕事出すわけないよ。それに新しい仕事の企画もいろいろあるので、サイトの大幅な変更が必要になってきている。そんなわけでこれからはちょびちょびとDessinateurサイトをリニューアルしていかねばならない。手始めにトップページを変えてみたんだけど、やっぱパッとしないな〜。


最後の美女

26th Jan.2002  


こないだ見た「女性美の500年」展があまりによかったので、博多リバレインまで再び出掛けて行った。
さすがに今日が最終日とあって、会場は前回以上の人出で芋の子状態。従って今日はほんとに見たい絵だけを重点的に見て回った。
「見知らぬ女」は何度見ても、やっぱり魅力的だ。クラムスコイの100号くらいの「月光」という絵も「見知らぬ女」に負けず劣らずの秀作。スポットライトが効果的に女性を描き出していて、はっと引き付けられるものがある。フォトジェニックというか、写真を撮る上でも参考になるライティングだ。
これらの美女とも今日でお別れ。またいつかお目にかかれる日を楽しみにして、会場を後にした。
そのあとは少しリバレイン見物。さすがにスーパーブランドシティを名乗るだけあって、どの店も「一見さんお断り」のような雰囲気を醸し出している。撮影に使えそうなスポットもちらほらあっていい感じ。
ティータイムにお茶しに入ったカフェは三ツ星レストラン「Hiramatsu」の経営で、外装や雰囲気はアールヌーボー調で、ストライクって感じ。
ティーサーバーはピカピカに磨かれた銀製。ケーキはちょっとお酒が利き過ぎる感もあったけど、なかなかの美味。だけど、食器の方はちょっと期待外れ。あまり店のイメージに合ったものじゃなかった。やっぱり三ツ星レストランに相応しい食器を使うべきだろう。


文化審議会

25th Jan.2002  


文化審議会が、日本が世界に誇れる文化として、「アニメーション」と「C.G」を振興していくことに決めた。
「アニメーション」と「C.G」は果たして「文化」なのかと思ったが、「文化」の形も時代とともに変わっていくんだね〜。
でも、いつの世でも「文化」とは「おたく」が築きあげるものなのかもしれない。


アフターイベント

20th Jan.2002  


福岡ドームでイベント。今回は新刊盛り沢山で、「Marinoe3」「Beauty-Q2」にカレンダーと、見どころいっぱいのDessinateurだった。お客の入りは撮影禁止のせいもあって、やっぱり少ないかなと思われた。創作サークルの衰退は相変わらずで、サークルがなければ創作目当てのお客も来なくなるという悪循環で、うちのサークルも常連さん以外見ていく人はないような感じ。自分の描きたいものがあって、それを待っていてくれる読者がいる限りは、創作をやめることはないと思うが、サークル運営のあり方は、そろそろ根本的に見直さないといけないかもしれない。
イベント終了後はBeauty-Q主催で、スタジオあ〜るでの「スタジオ撮影体験ツアー」。某コスプレイヤーさんに声をかけたところ、6人の大人数での大撮影会となった。狭いスタジオで、しかも時間制限があるなかで、ちゃんと写真撮れるか心配だったが、撮影に来て下さった方はみんな話しやすいいい方ばかりで、撮影も順調に進んで予定よりも早く終了。その後はみんで食事に出掛けて、やっぱりまったりし過ぎてしまった。
「スタジオ撮影体験ツアー」は機会があればまたやってみたい、自分的にナイスな企画だった。


ハイジとクララ

15th Jan.2002  


毎日楽しみにしていたWOWOWの「アルプスの少女ハイジ」が涙のうちに最終回。もうハイジに会えないと思うと、なんか悲しくなってしまった。
まりのえはクララ萌えなのだ。翳りのある瞳に病弱で華奢なからだ。裕福な生活のなかで、満たされることのない不幸な美少女というのは、かなりツボだ。そう思いながらHPでハイジを検索していたら、97年に終了した名作劇場が復活するという情報。しかも「アルプスの少女ハイジ」は「ハイジとクララ」としてリニューアルされるという話だ。確かにお話しの後半はクララが主人公の感もあるんだが、それもハイジの視点を崩すことがないので、お話しとして筋が通っていた。完成度の高かった「アルプスの少女ハイジ」を、リニューアル版が果たして凌げるかというのはちょっと疑問かも。ハイジサイトの掲示板にも、リニューアルハイジはやめてくれという意見も多かった。まりのえもそれには賛成だが、やっぱり新作も見てみたいね。


美女三昧

13th Jan.2002  


磨悠子ちゃんと福岡へ行く。今日は以前から企てていた美術館巡りだ。
まず福岡市立美術館で「壮麗なる日本画の世界」を観て、昼食を挟んで福岡アジア美術館で「女性美の500年展」を鑑賞。最後は三越デパートのギャラリーで催されている、本命の美術展「フランス王家3人の貴婦人の物語展」でしめる予定だ。
最初の日本画展は、横山大観の水墨画や伊東深水の風景画など珍しいものもあったが、玉石混交という感じで、期待していた程の展覧会ではなかった。それでも本の販売コーナーでは、つい京友禅の下絵集などの、高額図書を買ってしまってりして散財。最初から不穏な兆候だ。
次の「美人画の500年展」は直前まで知らなかった。そもそも福岡アジア美術館ってのはどこにあるのかさえ知らない。だからあまり期待してなかった。しかしまりのえはここで思いもよらない衝撃に出くわすのである(TV調に)!
美術館は博多リバレインの中にあることが判明。そこの地下駐車場にクルマを止めてエレベーターで美術館に。そして入場前の販売コーナーを眺めていて、まりのえは「あっ」と息を飲んだ。まりのえがいつか画集で見て惚れ込んだ「忘れえぬ女」が、そこに並べてあったからである。
この「忘れえぬ女」は、馬車ですれ違った美女の一瞥を描いた、クラムスコイというロシアの画家の作品で、知名度はそう高くないが「ロシアのモナリザ」とまで称されている名品だ。今回は原題に忠実に「見知らぬ女」とタイトルがついていたが、まりのえは「忘れえぬ女」の意訳の方が好きだ。そういうわけでまりのえの期待度はグンとアップ。ドキドキしながら入場した。しかし衝撃はそれだけでは終わらなかったのである(再びTV調に)!
場内には古今東西の美人画がズラリ。日本画では喜多川歌磨や鏑木清方、上村松園などの美人画がめじろ押し。ブーシェやフラゴナール、コランらの逸品に出会えたし、圧巻は「皇后エリザベート」と「レディ・ジェーン・グレイの処刑」。
エリザベートは言うまでもなくオーストリアの美姫。まさかこんな場末(失礼)の美術館なんぞで出会える方とは思っていなかった。
「レディ・ジェーン・グレイの処刑」に至っては「Princess Road」の後書きで絵入りで紹介したくらい見たかった絵なのだ。処刑寸前のイングランドのお姫様が描かれている様は、気高く悲愴で、見るものの心を揺り動かす。本物はまりのえが思っていた以上に小さかったが、それ故に密度が高く、声も出ない程の感動だった。この「女性美の500年展」は全然期待していなかっただけに、まさにホームラン。ここ3〜4年でも出色のできだ。
美女を見るとお腹がすくものである。感動の余韻を残しつつ、リバレイン中のレストランで昼食。ちなみにリバレインのレストランは和食洋食か〜なりの名店が入っている。その後で見たスーパーブランドシティも、目玉が飛び出る品物ばかり。う〜ん。博多はリッチだ。
リバレインのダンジョンのような駐車場と格闘して、最後の展覧会のある三越に着いたのは、もう日も落ちる頃。先ほどの展覧会が強烈過ぎただけに、デパートの展覧会なんかショボいんじゃないかと、心配になった。
「フランス王家3人の貴婦人の物語展」はまあ期待通りの出来。ただ、歴史の流れの中での3人の王妃という感じで、王妃達の絵画が多いわけでもなく、その時代を理解するというコンセプトだったかもしれない。美術工芸品には溜め息のでるものもあったが、やはり「美人画500年」の後ではかすんで見えた感は否めない。この美術展だけを見ていれば満足できたんだろうけどね。
そんなわけで三越を後にした時にはもう夜で、財布もすっからかん。だけど、その分心が豊かになり、また絵を描こうという気力を与えてくれた、今日の美術館巡りだった。


偉いぞWOWOW

10th Jan.2002  


WOWOWでは今「アルプス少女ハイジ」がオンエアされている。
ハイジはまりのえがおおいにハマりまくったアニメだ。「ハイジ」は本も買ったし、「それからのハイジ」に「ハイジの子どもたち」という、今でいうところのオマージュ本(笑)も読んだ。ビデオだってモノラル時代に全巻エアチェックしたっすよ。
今ハイジはフランクフルトにいるが、ゼーゼマン家での日々はまったく涙の連続。「ゆうれい騒動」ではもうあまりの可哀想さと健気さに、画面に入っていってハイジをぎゅっと抱きしめてやりたいくらい。十年ぶりに見たハイジはやっぱり新鮮で、色褪せる事のない名作だった。
以前も書いたが、最近は放送コードが厳しくなって、ご多分にもれず、ハイジでも「召し使い」や「きちがいおんじ」などの台詞がカットされている。再放送される度にカット箇所が増えるのは時代の流れで、まりのえもそこのところは覚悟して見ていたが、問題の台詞の箇所はプツプツと切られる事なく喋っているではないか! これがCSやパッケージソフトならわかるが、公共放送のWOWOWが無修正で放送するとは! 偉いぞWOWOW!
余談ながら「ハイジ」はこのパソコンで一発変換できた。「拝辞」か「廃児」あたりで変換されると思ったのに。きっと「ことえり」の開発者も熱烈なハイジのファンだったに違いない。


おみくじ

6th Jan.2002  


去年に引き続き今年も宇佐神宮に初詣で。
ここのおみくじでも「今年は実行の年。いい事も悪い事もやった分返ってくる」という暗示。
まりのえはその年にひいたおみくじは、一年間財布に入れて訓戒としている。
大吉でも凶でもおみくじは転ばぬ先の杖。ただ、凶のおみくじだけは神社の木に結んで帰るといいらしい。


2002

1st Jan.2002  


あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
と言うわけで、今年からこの日記サイトもちょっぴり模様替え。これまで新着日記が下にきていたのを上に持ってくるようにした。
まりのえはこの方式に最初抵抗あったが、この方がスクロール無しで新着を見れるからやっぱりいいみたいだ。
さて、今年はまりのえにとってとにかく行動する年。せっかく打ち上げたBeauty-Qも軌道に乗せたいし、他にもやりたい事業や企画はめじろ押し。
どこまで一年間でできるかはわからないが、やれるだけやってみるし、やらなきゃいけない状況に追い込まれている。
とにかく今年も頑張ります!


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