2008.09

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 ■勃起障害

2008.09.30

なぜか立たない、、、、
いえ、携帯電話のアンテナの話なんですけどね(笑)。

うちに来た事のある方はご存じの様に、まりのえアトリエはモノレール駅から徒歩5分、買い物や通勤に便利で、閑静な住宅地にある。
もちろん携帯の電波状態もよく、家中どこでもアンテナがビンビン立ちまくり。
しかし、なぜかパソコン回りで電話を取った時に限ってピロ、、ピロ、、と不通音がして繋がらず、アンテナもヘニョヘニョと萎えていまう。場合によっては「圏外」になってしまうのだ。
そんな時は慌てて窓辺に行って、なんとか復活。おかげで結構仕事先に迷惑かける事が多い;

ん〜〜、、、 アンテナED。
なぜだろう??

すみません;
9月最後はお下劣日記でした。


 ■おためしHDR

2008.09.23

ずっと関心を持っていたHDR(ハイダイナミックレンジ)画像だが、Photomatixという専用アプリケーションのお試し版をゲットして、実験してみた。

HDR画像とは、3枚の明るさの異なる画像を合成して作る、白飛び黒潰れのないダイナミックレンジの広い画像の事だ。

通常の自然風景のダイナミックレンジは、宵闇から日中の太陽まで、100dB以上の幅がある。
一方、デジタルもフィルムも、再現できる幅はせいぜい60〜70dB程度。
人工光源を使った撮影では、ライティングの工夫で明るさをカメラのダイナミックレンジ内に収める事もできるが、風景撮影ではそれも難しく、一番見せたい部分に露出を合わせて、そこから外れる明るさ(暗さ)の部分は切り捨てるしかない。
HDR合成画像は、このダイナミックレンジを広げ、明部から暗部までを一枚の画像に入れ込もうというものだ。

HDR画像を作るには、まったく同じ構図で露出を変えた3枚の画像が必要だ。
しかし、カメラの露出ブラケット機能では少なからずタイムラグが生じて、厳密には同じ画像にはならない。特にモデルが動きながら、それをカメラ手持ちでストロボをバンバンたく様なポートレート撮影の場合では、同一カットを3枚撮るのはまず不可能。
だけど、やっぱりポートレートでもHDR画像を作りたい。
それを解決するのが、RAW撮影とISO感度ブラケットだ。

RAWデータはjpeg画像より、余分にダイナミックレンジが取り込まれている。その「のりしろ」を使って、明るい画像と暗いjpeg画像を作り出し、これを合成してHDR画像を作るのだ。余談だが、将来的にはRAW現像ソフトにHDR合成モードが入ってくると思われるので、RAWで撮影するのはやっぱり意義のある事だ。(自分はjpeg撮影派だけどね)
この様に便利なRAW撮影だが、最終的にはカメラ自体のダイナミックレンジに依存するため、RAWデータを利用しても充分な結果を得られない事もある。
そこで現在もっともHDR合成に向いていると思われるのが、ISO感度ブラケットだろう。
従来のブラケットは絞りやシャッタースピードを変更して段階露出を行うが、ISO感度ブラケットは感度を変えて段階露出をするため、絞りやシャッタースピードの変化による被写界深度や動感の違いが出ないという利点がある。
その上、ISO感度ブラケットを搭載したカメラなら、一度のレリーズで明るさの異なる3枚の画像を記録する事が出来、動きもののHDR画像を作るのには一番向いている。欠点としては、高感度で撮影した場合、ノイズが出やすい事だが、最近のカメラは随分高感度特性がアップしたので、あまり憂慮する事もない筈だ。
ただ、この機能を搭載した一眼レフはまだ少なく、ぼくの知っている限りではOLYMPUS E-3のみだ。もっとも高感度特性が悪いといわれるフォーサーズカメラにISO感度ブラケットが搭載されているのも面白い事だけどね。

前置きを長々と書いてしまったが、このHDR画像は、人間の視覚に近い画像を得る事もできるし、逆に視覚を超えたシュールレアリズムの絵画の様な画像にアレンジする事もできる。
現在PhotomatixとPhotoshopCS3で比較実験中だけど、いずれBQギャラリーでもHDRポートレートを発表していきたいと目論み中〜。どうぞお楽しみにv
クールでサイバーな絵になるので、SFやコスプレ系には向いているかなぁ(笑)。

以下は実験中の画像。
お試し版なので透かしが入っているのはご愛嬌v

まずは元画像。
上の画像は木々等に露出を合わせているため、空のディテールがとんでいる。
下の画像は空に露出を合わせているため、地面部分が暗く潰れている。


HDR画像。やや彩度を上げてみた。写真というより「絵画」っぽい。


 ■ようやく修理

2008.09.21

3月に故障して以来ずっと放置プレイをしていたMacG5を、今日ようやく修理に送った。
実は先週、E-3の液晶モニターが壊れ、リコールのかかっていたレンズと共に昨日修理場送り。
む〜〜〜。今年になってほんとにいろいろと物が壊れる。
心も若干壊れ気味だし、、やっぱりお祓いが必要なのかな、、、

まあ、壊れたら治せばいい。
修理から戻ってくるのが楽しみでもあるv


 ■彼岸花は

2008.09.20

死人花、地獄花、幽霊花などと、縁起でもない名前ばかりいただいている彼岸花。
実際この花(正確には鱗茎には「リコリン」という毒があり、小動物や昆虫、場合によっては人間さえも死に至らしめるという。
「彼岸花」という名称は、お彼岸の時期に咲くからではあるが、「この花を食べるとあちらの世界に行ってしまうから」だという俗説もある。
まさに生と死の狭間に毒々しく咲き誇る、花魁のイメージに一番ふさわしい花だと思うのだ。

という訳で、去年撮った遊女と彼岸花の画像をギャラリーにアップ。
モデルのりあさんには、足抜けのイメージで裸足で畦道を歩いてもらったりと、なにかと頑張ってもらいました。
衣裳はうちの色打ち掛けと、この撮影のために大振袖の赤の襦袢をゲットして着用。ほんとはまな板帯とか鼈甲の簪とかほしいけど、さすがに入手が難しくて断念。
メイクはぼくがしたけど、イラスト描くのと違って実際の顔におしろいを塗るのは難しい;
花魁は、リベンジを兼ねて何回でもトライしたいテーマのひとつです。

なにはともあれりあさん、 本当にお疲れさま&ありがとうございますv


 ■EOS5DmarkII

2008.09.17

来ましたね〜〜! Canon EOS 5D MarkII。
ぼくが今使っている1DsMk2を凌ぐ2110万画素に3.9fps。しかもMOV形式のフルHD動画付き。
1DsMk2はファインダーといいシャッターの切れやAF性能といい、使っていてご機嫌なカメラだけど、さすがに発売から4年近く経って古い感は否めないし、シャッターレリーズ11万回を超えて匡体にも若干不安が出てきた。
EOSのサブ機はフルサイズ&ゴミ取りがあれば考えようと思っていたので、この5Dmk2はサブに使うにはおつりが来る程魅力的vv
それになんてったって、NikonD90のなんちゃってHDや、m4/3センサーでのムービーと違って、フルHDムービーがフルサイズセンサーで出来るのは、すんごいドリームが広がるサプライズだ。

「設備投資」が重なって辛くはあるが、今の所ポチッといく率80%かな(笑)。


 ■1000円でフランス料理のフルコースが食えるのか?

2008.09.16

もう半年前からやっている、某料理店のロゴの仕事。
外国人のオーナーの似顔絵と店名を入れてデザインしようとしている訳だが、これがちっとも進まない。

最初に似顔絵をタッチを変えて数案出し、そこでしばらくすったもんだした後、
「ケン○ッキーのカーネル○ンダースみたいなタッチがいい」
と指定してきたので、そんな感じで数案似顔絵を出した。
しかし、それもピンとこなかったのか、
「やっぱりこんな感じがいい」
と自分で描いた似顔絵を持ち込んできた。
『結局自分好き〜なんじゃん』
と、その素人絵を見てププッと失笑したものの、そんな態度はおくびにも出さず、じゃあこの絵をベースにデザインを詰めましょうという事になり、素人絵を綺麗に起こしてデザインを出したところ、今度は、
「自分が以前作ったラベルとデザイン合わせて作ってくれ」
と、別のデザインを見本に提示。
『おいおい。最初からそのラベルを出せよ〜』
と文句言いたいのをグッと我慢して、 見本のラベルの色調やフォントに合わせてロゴを作り直し、代理店からはOKをもらったものの、オーナーは、
「これは置いといて、こんな感じのデザインで見てみたい」
と、今までとはまったくカラーの違う見本を提示してきた。

なに〜?
それじゃ振り出しに戻るじゃないか!
今までの方向性はなんだったんだ〜?!
と、かなり理不尽を感じたが、そこは自分もプロ。
クライアントの言う通りに、新しいデザインと似顔絵を提出したが、まだまだ一悶着ありそうな悪〜い悪寒、、

そして思った通り今度は、
「いろいろ見たいから30パターンくらい出してくれ」
だと。

そりゃ、出してもいいですが、その分料金はかかりますよ旦那。
まさか、最初に決めた値段でそこまで仕事させる気じゃないでしょうね?
代理店にそう問い詰めたが、
「その言い分はもっともですよまりのえ(仮称)さん。だけど料金は最初の額でと言われてるんですよ〜、、」
「それは、『1000円でフランス料理のフルコースを食べさせろ』って言ってるのと同じですよ」
と噛み付いたものの、代理店さんの立場もあるし、それ以上突っ込むのはやめにした。

聞けばこの物件は、実は別のイラストレーターが30点ばかり似顔絵を描いていて、それがことごとくダメ出しくらって、同じ様にすったもんだやってそのイラストレーターも切れてしまって、お鉢がこちらに回ってきたという事。
ん〜〜。このクライアントの態度を見てると、その気持ちもわかるなぁ。

そりゃ、自分の気に入らないものにお金を払うのは納得いかないだろうけど、程度ってもんがある。
うまい料理を食べたいなら、お金に糸目をつけないのと同じに、よいデザインを求めるならその分費用がかかるのは常識だ。 今まで出した案は、どれも客観的に見れば、値段なりの充分な出来なんだが。
料理屋だって100点満点の味ってのはない。
少々マズいくらいなら我慢して食べて料金払って、あとはその店に行かないだけだ。それは日本人感覚で、外国では納得行くまで作り直させるのが流儀なのか?
そもそも、プロの仕事に敬意を払う気はあるのかね?
そんなにマズけりゃ自分で作ればいいじゃん。あんた素敵な似顔絵だって描けるんだし(笑)。

まあ、途中で放り出すのはイヤなので、また別案を出すが、それがダメだったらそろそろ切れるかも。
とりあえずその料理屋で
「1000円でフルコ−ス食べさせろ」
とせがんでみますか(笑)。


 ■設備投資

2008.09.09

購入から8年。
うちのD-VHSビデオデッキがとうとう壊れてしまった、、、orz
このデッキは一般的なVHSデッキと違った特殊なフォーマットなので、このタイプのデッキでないと再生できない。しかもD-VHSデッキは一昨年くらいにすべての生産が終了しているのだ。
このままではこれまで録り溜めたテープライブラリがすべて無駄になってしまう。
中古を探すか修理するかしかない。
またお金が出て行くなぁ、、 まったくトホホである。

それでなくても、うちでは「設備投資」という名の無駄遣いが多過ぎる。
今日、秋のカメラやレンズ計画を立てていたが、これ一本レンズとしてLEICA D VARIO-ERMAR 14-150mmf3.5/5.6や、今年中に発売予定のEOS 5D後継機と噂のOLYMPUS E-00機、PhotoshopCS3やマイホームデザイナーPROなど、欲しいカメラ&レンズやソフトが目白押し。
それでなくても、「設備投資費」の月々の予算に占める割合のあまりの多さに唖然としているのに、だ。
んぅ〜〜〜。 このままじゃまずいっすよ先輩;;

しかも、昨日久し振りに模型屋に行き、ショーウインドの鉄道模型や軍艦模型に張り付いてしまった(笑)。
最近の鉄道ブームも加勢して、今、中学時代から宿願だった鉄道レイアウトが作りたくて仕方ないのだ。
そんなものまで、「設備投資」として予算組むわけにはいかないしなぁ、、、

という訳で、物欲がいろいろ目覚めはじめた、秋の始まりだった。


 ■絶対色感

2008.09.04

と言うものがあると、ぼくは思う。

それは絶対音感の様に、幼少期にしか身につかないという程シビアなものではないけど、年がいってしまうと、もう本人の努力だけで補うのは難しいのではないだろうか。
色の感覚というのは、その人の先天的な素質の他に、育った環境や教育などによっても変わってくるもんだと思う。
幼少時に正しい色彩教育を受けていないと、この感覚は身につき辛い。

イラストを描く時、外国人を対象にしたものの場合、色について指示が入る事がある。大雑把な言い方だけど、「外国向けなのではっきりした色遣いにしてくれ」という調子だ。
乱暴な言い方だが、日本人に較べて外国人(特に南北アメリカあたり)の色の認識力が大雑把だからだ。
日本人は比較的中間色や淡い色遣いを好むのを、外国人は理解できないから、原色系の分かりやすい色を使う様にしてくれというものだ。
温暖湿潤で、地形の変化に富んだ日本では、色彩の幅が広く、そんな自然と共生合って暮らしていた日本人は、豊かな色調を受け入れる様になったのだと思う。

もっとも最近の商業主義に冒された日本の広告やアートを見ていると、そんな日本独特のきめ細やかな色彩感覚はアメリカ好みのギトギトした原色に塗り潰されて、絶滅寸前の様な気もする(笑、、、事じゃない)。
身近な例では、おもちゃ売り場。
男の子向けのおもちゃ売り場では、やたら黒や濃紺などの強い色が目立ち、女の子向け売り場はピンク一色(笑)。
こういうカラージェンダーを幼い頃からやっていると、正常な色感覚を養えないんじゃないかと、心配になってしまうのである。特に男の子向けの黒や強い色は、攻撃的でエキセントリックな感情を助長しそうで、極論すればそれが日本の粗雑な男の乱造に繋がっている気がしなくもない。
まあ、科学的に証明された理論でもないので、あくまで個人の感想に過ぎないが、幼い頃から幅広い色を身の回りに感じるのは大切な事だと思うのである。

こんな事を書いたのも、知り合いのカメラマンさんの所に納品に行った時に、デジカメのホワイトバランスをどこで取るかという話になり、それからモニタの色調整の話になって、お互いのカラーマネージメントの苦労話をしあったからだ。まあ、今日のお題の絶対色感とはあまり関係ないが(笑)。
お互いに印刷前提で仕事をしているので、CMYKが正確に表現されたモニターで仕事をしないといけない訳だが、元々RGB(透過光)で表示されているモニタを疑似反射光に表現するのは無理がある。
最適な色バランスを求めて、トライ&エラーを繰り返す訳だ。

そして、自分に正確な絶対色感があるかというと、、、、


 ■グリーンコープ大好き

2008.09.02

なので、かれこれ10年程前から、グリーンコープ生協の店鋪で食品等を買っていた。
しかし、アトリエを今の所に引っ越して以来、そのお店は生活圏外になってしまって足が遠のいていたが、この度宅配グリーンコープに加入し直した。
グリーンコープの食品は、安全とか信頼性が高いとかいうのもあるけど、なにより美味しいのだv
お菓子類も、ブラックサンドビスケットとかは絶品。
宅配なら修羅場時も買い出しに行かずにすむから、食糧難になることもないし、料金も月単位で一括銀行引き落としなので、どのくらい食費にかけたかも分かるし、エンゲル係数も計算しやすくなって、一石二鳥。

明日からのグリーンコープ生活が楽しみv




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