去年まではみどりの日だったと思ったのに、いつの間に今日が昭和を懐かしむ日になったんだ?!
昭和かぁ、、、
平成時代の若者達は知っているか?
昭和にはまだ携帯電話もインターネットも普及していなくて、待ち合わせのすれ違いドラマが成立していたのだ。
J-POPがまだ「歌謡曲」と呼ばれていた昭和。キャンディーズというすごいアイドルグループがいて、大勢の若者が青春を燃やし、コンサート(ライブではない)の時は、ステージが紙テープで埋め尽くされていたのだ。
メタルテープやハイビジョンは、まだ「合金テープ」とか「高品位テレビ」とか呼ばれる、未来技術だったのだ。
そんな中、ビデオやビデオカメラ、CDやパソコンといった未来技術が次々と実用化されていき、ハイテクを追いかけて生活がどんどん変わっていき、土地も物価も株価もグングン上昇。最後はディスコ(クラブではない)のお立ち台でバブルに踊り狂ってしまったのだ。
昭和は二度膨張し、破裂した。
領土拡大と敗戦、経済成長とバブル崩壊だ。
平成になり、日本の社会と人口は縮小に向かった。
人の気持ちも、鬱屈し畏縮した様な気がする。
平成の今の若者達は、ビデオも携帯も最初から当たり前の様に身近にあって、それに慣れ親しんでいるものの、新しいものに触れる喜びを味わっていない様な気がする。
昭和には、そういう若者を熱狂させるドラマがあった(様な気がする)。
よくも悪くも、自分達の青春を賭けるなにかがあった(様な気がする)。
しかし、平成の今は、「落ち」がないというか、、、 熱いドラマがないのだ。(自分がもうドラマを感じられない歳になっただけかも)
まあ、あくまで昭和生れのおじさんの独り言だけど、昭和はやはり、日本のひとつのベルエポックだったに違いない。