2007.05

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 ■ちょっと一段落

2007.05.31

、、つきました。

先週から今週にかけて、ナイト撮影やコポジット撮影、運動会撮影(光化学スモッグで中止になったけどさ)に加えて、イラストの仕事や現在企画中のビジネスの準備等に追われていたが、5月の終わりと共に一区切り。
久し振りにまったりとした夜を過ごしている。

6月は新たなシーンを迎えられるといいな〜と思いつつ、明日からのお仕事を頑張りますv


 ■中止の理由

2007.05.27

数日前に心配された天気も、黄砂はかかっているものの、すっかり五月晴れ。 今日は絶好の運動会日和になった。
朝9時から今日撮影に行った小学校の運動会はスタート。挨拶、校歌斉唱、準備運動と続き、さあこれから競技という時、校長先生がおもむろにグラウンドの真ん中にマイクを持って立った。
悪い予感。
事前に聞かされていた懸念が、実際に起こったのかもしれない。

「只今、北九州市に光化学スモッグ注意報が発令されました。
それにより、今日の運動会は延期致します」
校長先生は残念そうに宣言した。
他のカメラマンさんの話等によれば、今日は北九州市のかなりの小学校の運動会が中止になったらしい。
雨で中止ならまだ天気を怨めるが、光化学スモッグで中止だなんて、そのやるせない気持ちをどこにぶつければいいのだろう。

先月、若松と八幡に10年振りに注意報が発令されて以降、今、北九州市は度々光化学スモッグに見舞われている。
光化学スモッグは、工場や自動車の排気ガスなどに含まれる窒素酸化物や炭化水素(揮発性有機化合物)が日光に含まれる紫外線の影響で光化学反応をおこし、それにより生成する有害な光化学オキシダント(オゾンやアルデヒドなど)が空中に停留しスモッグ状になる現象で、風の弱い晴れた暑い日に発生しやすい。(Wikipediaより)
かつて「公害都市」と呼ばれた北九州市では、日常茶飯事に光化学スモッグが発生し、校庭に出ていた児童や生徒が気分が悪くなったり、痙攣を起こしたりする程だった。
しかし、行政と企業、市民の努力で、北九州市は「環境首都」といわれる程、公害を克服してきた。
ピーク時では「七色の空」と呼ばれる程汚染が酷かった空も、今ではすっかり綺麗になり、汚染の象徴だった洞海湾も、水泳ができるまでになったくらいだ。

今回の光化学スモッグの原因は、中国での公害や大気汚染。
北九州市が大気汚染に悩まされていた30年前は、公害は比較的局地的な問題だったが、21世紀になった今、公害はすでに国境を越えて広がりをみせているのだ。
日本は日頃、他国の事情を実感する事が少ない島国だけに、中国からの大気汚染は改めて「世界はひとつ」という事実を感じさせられる。

運動会が中止と決まった時、子供達は一様に「え〜〜っ!」と声を上げて落胆し、空を仰いだ。
北九州市には「環境首都」の名前に恥じる事なく、環境を守る気持ちを啓蒙し、公害防止技術を中国をはじめとする全世界に広めてほしいものだ。
そして光化学スモッグなんかで、子供達の楽しみが奪われる事が、再び三たびない様にしなければ。


 ■ギザエロす

2007.05.24

修羅場もようやく終わりが見えはじめ、そろそろ新しい撮影の仕込みにかかろうと思う、今日この頃。
そんな訳で、いろいろエロいコスチュームをゲットv
新しいモデルさんの協力もあって、これまでとは違った写真が撮れそうな期待で、胸がいっぱいのまりりんですvv
最近は公私共に慌ただしくなって、気がつけばBQモデルさんすら殆ど撮っていないorz
新しい企画もまだまだ道程は険しく、7月いっぱいまでは気の休まらない日が続きそう。
しかし、それを乗り切れれば、明るい未来が待っているのを信じて、明日も頑張りまっしょいv (意味不明日記ですみません;)


 ■小さな冒険

2007.05.19

仕事撮影の帰りにちょっと時間が余ったので、次の仕事の素材撮りをしていると、川辺で水に入って遊んでいる子供を発見。
4人の小学4年生くらいの男女が、キャッキャと嬌声を上げながら、遊びに夢中になっている。
そこは住宅街の真ん中を流れている川だった。
水源に近いせいで、水は割と綺麗なんだけど、両岸がコンクリートで固められた、むしろ「側溝」と言う感じの小さな流れ。あちこちにゴミが棄てられていて、裸足で入るとガラスなんかで怪我しそうな危なっかしさがある。
しかし子供ってのは、大人が見るとそんな汚くて窮屈な川でも、何かを発見して冒険できるってのが凄いよね。

ちなみに声をかけて手を振ってカメラを向けると、「なに? このおじさん」って顔しながらも、手を振り返してくれた(笑)。
もう水遊びが似合う5月の爽やかな陽の下、修羅場の途中のなごやかな風景だった。


 ■社長業って、、

2007.05.16

今「13周年を機に社長業も」と書いたが、早くも挫折中(笑)。

イラストレーターまりのえは、どちらかと言うと人間嫌いで、人混みも嫌いで、ひとりでまったりと好きな事をしている時が幸せだったりする、オタク気質な訳だ。
しかし、社長業はその反対の性質でないと勤まらないらしい。
ポジティブで社交的で行動的で、大勢の人を惹き付けるカリスマ性を求められるのに、気がついた。

ん〜、、自分にできるかな〜、、orz
社長業をこなすには、まずは自分の性格改造からかもしれない(笑)。


 ■現在修羅場中〜

2007.05.14

今年の春のシーズンは例年よりも仕事が少なく、こりゃヤバいと思っていた所に、GW明けから立て続けに仕事依頼。
ん〜。途切れず込まずの間隔で、コンスタンスに来てくれると嬉しいんだけどな〜、、、
という訳で、今週いっぱいは修羅場です。

先日、仕事取材撮影に、買ったばかりのZD7-14mmf4を出撃させた。
試し撮りの時に感じた事だが、やはり歪曲と逆光性能はいまいちで、前の日記にも書いたとおり、7-9mm域で幾分樽巻きになり、14mmでは僅かに糸巻き状の歪曲が発生する。
逆光性能もゴーストが発生しやすく、特に真横に太陽がある場合に、対角線状にかなりの数の目立つゴーストが発生するのが辛い。
このクラスの超広角ズームとしては仕方ないのかもしれないが、SIGMA12-24mmが歪曲と逆光は優秀なだけに、24万円近くもするレンズとしては物足りない気がする。ちなみにSIGMA12-24mmは10万円弱だ。
もちろんデジタル専用設計&贅沢なレンズを使用した素晴らしい描写を見せるのも確かで、開放から四隅まできっちり解像するのは見事。周辺光量低下も少なく、多少絞れば文句のない画質になる。
画像の流れもなく、周辺までクリアな発色だ。
ゴーストは発生するがフレアは殆ど発生せず、逆光でも暗部の色が濁る事がなく、非常に美しい。

超広角レンズは開放だと使えない画質の事が多いが、このレンズは開放で安心して使えるレンズ。
歪曲と逆光にさえ気をつければ、かなりの名玉だ。
これからの活躍に乞うご期待v


 ■鬼買い

2007.05.09

ずっと気になっていたOLYMPUSのZuiko Digital ED7-14mmf4だが、半分暴走気味で購入してしまった(笑)。
しめて20諭吉。 ぐは。今年の春のシーズンは思った程売り上げがなくて、この先いろいろ支出が予定されるというのに、なにやってんだ自分orz
しかもこれから夏に向けて、どちらかというと防水カメラの方が優先順位が先だというのに、なぜED7-14mmf4を先走ってしまったのか、自分、、

とは言え、やっぱり新しいレンズは嬉しいものvv
しかし、、、重くてデカいレンズだ。
同様のズームレンジのSIGMA12-24mmf4.5/5.6EXを持っているが、それより若干細身とは言え、全長は長いし、前玉の突出が物凄い。
ぼくはレンズ保護フィルターを付けない主義だが、このレンズばかりは慎重に扱わないと怖いと感じるのだ(しかもフィルターが付けられないし)。
早速仕事の打ち合わせついでに、近くのショッピングモールで試写。
まだザッとしか撮っていないが、ぶっちゃけ、SIGMA12-24mmf4.5/5.6EXを見慣れているだけに、14mmという画角はそんなに驚異的ではなかった。
まずはド逆光の条件で撮影してみたが、開放では画面に結構ゴーストも出るし、周辺部ではコマ収差や色収差も見受けられ、7mm(35mm換算14mm)時では樽収差も割合大きいし、14mm(同28mm)での糸巻き収差も見受けられるなど、期待していた程の物凄くいい画質という訳でもなかった。

まあ、先に欠点ばかり並べてしまったが、その操作性と堅牢性は秀逸。
しかも広角系に弱いフォーサーズの唯一とも言える超広角ズームだけに、それだけで価値は高く、利用頻度は多くなりそうだ。
これから仕事の取材や風景撮りなんかで、どういう描写を見せてくれるかが楽しみだ。


 ■GWは"グータラウィーク"の略

2007.05.06

今日で連休も終了。
今年のGWは仕事漬けにはならなかったものの、なにかと雑用が多いのとグ〜タラしてしまったので、予定していた片付けもMac回りの模様替えもできなかった、、、 なにやってんだ自分orz

そんな訳で、GWの内容と同じ様に、日記も内容のないまま3行でおしまい(笑)。


 ■今日は珍しく家族ネタ

2007.05.03

久し振りに実家に帰ってきた。
庭に出ていると、
「ちょっとこっちに来てごらん」
と母が庭端の木の下から手招きする。
そこには桜の木が植えてあった。
その木にはなぜか青色の網がかぶせられている。
花はすでに落ちているが、よく見ると代わりに鈴なりのサクランボが。
以前、公園の桜の木にサクランボがなっていたので口に入れてみたら、とても食べられる様なしろものじゃなくて吐き出した事があった。これもそんな食べられないサクランボかと思ったら、「食べてごらん」との事。
ん、、、 口に入れたとたん、新鮮な香りと甘味。
味は薄いけど、確かにサクランボの味だった。
「鳥がね、食べに来るのを、ネットをかけてなんとか防いでいたんよ。あんたに食べさせてやろうと思ってね。この木は食べられるサクランボができるんよ。佐藤錦みたいに美味しくはないけどね」
と母。

いくつになっても、母とはありがたいものだ。
木から直接もいで食べるサクランボは、まるで木の精を味わうかの様に、鮮やかで爽やか。
そりゃ、市販のサクランボに較べたら味は落ちるかもしれないが、母の気持ちともぎたてサクランボは、それを上回る素晴らしい味だった。


 ■Marinoe独立13周年

2007.05.01

月日が経つのは早いもので、ぼくがデザイン事務所から独立してフリーのイラストレーターになってもう13年。「頑張れ自分」を誓った去年の独立記念日からも1年が過ぎ去った。
去年から今年にかけてはいろいろと大きな地殻変動があり、仕事もカメラマンの比率が増えてきた。
まあ、巷でブレイクするという可能性はある訳だけど、それでもいきなりマイスタジオをドカ〜ンと建てる程、この世界は儲からない訳で(笑)、商売は「牛のよだれ」の基本通り、一歩一歩前進していくしかないのだ。

そんな地味に迎えた13周年だが、そろそろ新たなステップも考えていいかもしれないと思っている、今日この頃。
もう自分も若くないし(orz)、現場のクリエイターだけでなく、社長業もボチボチとやっていかないといけないかも。

次の14周年までに、これまで自分が仕事と趣味で貯えてきたノウハウをすべて活かせる様な、新しいチャレンジをしたいものだ。



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