裁きの日
18th Jun..2003
朝起きたら、右足親指の付根がシクシクと痛む。
『夜中にどこかで打ったかな〜』とか思い、打ち身なら痛みはじきに治るだろうと放っておいたら、痛みは引くどころか次第に激しさを増して、患部が腫れ上がってくる。去年骨折した時がちょうどそんな感じだったので、『まさか疲労骨折?』と思い、翌日すぐに病院に行った。
病院に行く頃には靴が患部に当たるだけで痛いくらいにひどくなっていて、歩くことさえままならない状態。まったくわけが分からない、奇病という感じだった。
「ああ。これは痛風だね」
と、病院の先生はのたまった。
痛風? 聞いたことはあるが、どんな病気なのか知らない。
よくよく話を聞いてみると、痛風は別名「贅沢病」とか「皇帝病」とか言われてて、細かい生理学的な話は置いといて、早い話が旨いものを食べ過ぎて運動をしない人間に起こる病気だったのだ。
しかも痛風は、高脂血症や糖尿病等の成人病への入口みたいな病気でもある。
まりのえはもうこの10年余り、イラストレーターとして仕事しているが、その性とでもいうか、ふだん家の中で机に付いてイラストばかりを描き、片手間にお菓子を食べ、過食飽食美食を繰り返し、忙しいことにかまけて運動その他の健康管理を怠ってきた。
痛風は、言わばまりのえが怠惰で不摂生な生活を送ってきたツケ。もしくは、天からの裁きみたいなものなのだ。
う〜ん。こりゃ本格的に人生のあり方を変えないといけない。
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